映画・読書感想記事は基本的にネタバレです。ご注意ください。

2007年05月22日

「鉄コン筋クリート」松本大洋

破壊的で町を荒しまわるクロ。クロはシロを守る事が自分の役目だと思っている。でも本当のクロは脆い部分を持っていてシロがクロを守っているんだった。

何度か、この感想を書こうと思ってまた挑戦してるんだけど、どうにもうまくいかない。
別に書かなくてもいいのかもしれないし。

とにかくクロもシロも大好きなんだ。
こういう二人組み、って言う話が好きで今までもいろいろ読んだり観たりしてきたんだけど。
大体強い方と弱い方、頭がいい奴と悪い奴、大きいのと小さいの、かっこいいのとかっこわるいの、って組み合わせなの。
で、どっちが好きかってことになると私が好きになるのは弟分のほうなんだ。これでいうとシロのほう。でもホントのホントは兄貴分の方が好きなんだ。っていうか兄貴分の方に自己投影してしまうの。だから弟分の方を好きになってしまうんだよね。

これでも自分はクロなの。クロの気持ちになって考える。
シロが好きでシロに憧れるけどシロにはなれない。それはクロ自身の気持ちと同じだと思う。
クロとシロはずーっと好き合ってるのにクロはシロを思うがために嫌いなフリをしてしまう。
そしてもう一人の自分にシロをねたましく思っているんだろうと見抜かれてしまう。
でもその時のクロはもう素直になっていてシロが好きだと言えてよかった。こういうのってみんなもあってもなかなか認め切れなくてすねてしまったりする事がある。
本当に誰が大事なのか判っているのにそれを気づかぬフリをする時もある。
シロがずっとクロの事を思っていてくれてうれしかった。
海の近くに移り住んだ二人が幸せそうでうれしかった。ちょっとうらやましくて妬ましいくらいだったよ。
シロが安心して暮らせること、クロがシロの面倒を見て暮らせること、それが一番の幸せだね。
ラベル:友情
posted by フェイユイ at 20:33| 香港 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月14日

少女マンガ

最近、少女マンガというものを全然読んでいない。だが昔はそれこそ夢中で読んでいたものだ。

昔、少女マンガというのは少年マンガと違い「世の中に認められていない存在」みたいなところがあった。今でもあんまり変わってない気もするが、少年誌だと咎められるようなちょっとやばいことでも(例えば性に関することとかタバコ飲酒麻薬とか)少女マンガという「あんまり大したものではない」的なガードに守られて中では色々凄いことやってます、みたいなところがあったのではないのだろうか。

結局大人たちや男達が受け入れきれないあのキャラクターの凄さ・星きらきらの目、日本人なのかどこの国の人なのかわからない顔、恐ろしく長い足。今は少女マンガも少年マンガみたいなキャラクターになって(少年マンガは少女マンガのようになってるが)寂しいではないか。

あの少女達だけが共有できる不思議な世界。今は今の少女たちの世界があるのだろう。
なんともいえない甘い秘密の国だったのだ。
posted by フェイユイ at 23:55| 香港 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月06日

モーニング2〜やまだないと〜

漫画をまともに読まなくなっているこの頃だけど(少しは読んでるが)久し振り「モーニング・ツー」なる雑誌を読んだ(雑誌を読んだ事自体が久し振りなのね)
山下和美「不思議な少年」オノ・ナツメ「Danza」がおもしろい。でも一番気になったのがやまだないとの「BEATITUDE」トキオ荘に集う若き漫画家たちを描いたもので、オールド漫画ファンなら誰でも聞いたことはあるであろうトキワ荘がモデルだが事実とは大幅に異なります。と作家自身が書いておられる。これは凄く楽しい作品だ。登場人物が魅力的なのだ。
posted by フェイユイ at 00:14| 香港 | Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月30日

あしたのジョーとカーロス・リベラ

何と言っても一番印象的なのは子供の頃観ていたアニメ(古いほう)のオープニングのリングコーナーに座るジョーの姿。光の中に溶け込むような映像で歌と共にかっこいい!と見つめていたものだ。

もう少しして漫画を読んだが、マンガの凄さはアニメどころではなかった。無論それは高森朝雄(梶原一騎)の面白さだが、ちばてつやの魅力なしではジョーは存在しなかったと思う。
今、ジョーを見ても胸が震える。その眼差しが好きだ。

ジョーと言えば力石でジョーと力石の友情を讃えるのも頷けるが私はジョーとカーロス・リベラの友情が好きなのだった。
いつ尽きるともない殴り合いの試合というのはちょっと恥ずかしいくらいエッチっぽくて困ったが。いつまでいちゃついとんじゃー。
あとジョーが力石を死なせてしまった後遺症でドサまわりをしていく箇所も好き。
ラベル:ボクシング 友情
posted by フェイユイ at 15:45| 香港 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月26日

「虹色のトロツキー」安彦良和

最初読んだのはとにかく安彦良和の絵が大好きで(初代「ガンダム」が好きで)読んだわけですが正直言って内容が難しく、主人公の魅力とストーリーの面白さには惹かれたものの殆ど理解してはいませんでした。
今も理解したとは言い難いのですが、運命的なものかこの後、中国・韓国系の映画・ドラマを観続けるようになって、読み返してみたら少しだけ状況がわかるようになっていました。まあ、その程度の知識ではありますが、やはりこういうのは背景を判っているかそうでないかは全く違ってきます。主人公ウンボルトの魅力も以前より強く感じられます。そして彼の恋人・麗花の心情も(完全なわけはありませんが)理解しやすくなりました。

1930年代の複雑に絡み合うアジアの情勢(そしてロシア・ユダヤ人)をこんなにも面白く読みやすく書かれているものは希少なのではないかと思う。
波乱に満ち満ちた時代であるのでもっと色々な作品が映画などでもあってよさそうだが、やはり近代なだけに国際的にも難しいのだろうなあ、と考えてしまう。
posted by フェイユイ at 18:45| 香港 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月25日

大矢ちき〜もう読むことができないのだろうか?〜

ryuryu.jpg

大矢ちきさんの本は皆、絶版になっていると知って衝撃を受けております。非常に作品数が少ない漫画家なのですが、今はもう普通に購入する事はできないのですね。
手元には「おじゃまさんリュリュ」があるのですが、(他の作品を持っているかは今不明)その絵の上手さ、漫画の楽しさは現在の漫画にはないものです。

登場人物はかつてのロックシーンを髣髴とさせる長身細身長髪。が、彼女独特のリアリティがある。そして少女マンガには珍しく中年・老年も描ける貴重な方だったのがわかります。

「おじゃまさんリュリュ」は可愛い女の子と美形の青年アミアンのラブ・コメでこの軽さ楽しいったらありません。特に脇役のマダムやデジデリオ、サビーネやシャルルなんかの魅力的なこと!売れない小説家のマダムを助ける為に彼女に拾われた美形の青年達が巻き起こす珍騒動。実は彼らは泥棒だったのです、という楽しい限りのストーリーなのです。

そして「キャンディとチョコボンボン」甘いキャンディから大人っぽいチョコボンボンに成長する女の子のラブストーリー。「ルージュはさいご」どうしてこうもコメディがうまいのか?ブスじゃ好きになってもらえないと物凄い美女に変身した友達と主人公の女の子のハチャメチャラブストーリー。いつも美形青年がたんと出てきて愉快です。互いを美女だと思って抱き合った男同士が相手の頬には剃り残しの青髭があるのに気づく、というのはリアルでした。普通少女マンガには剃り残しの青髭は存在しないもので。

「白いカーニバル」双子の美少年。お金持ちの家に生まれたのに片方の子は大道芸の爺様と旅をして成長していた。受けるために髪を長く伸ばして女の子のふりをして。これはシリアスなタッチのまたリアルな重さのあるお話ですね。

そして名作と言われる「雪割草」フィギュアスケートをモチーフに。少女と彼女を教える青年の重いラブストーリー。
これは購入しなかったので読み直していないのですよ。また是非読みたいものです。
posted by フェイユイ at 19:31| 香港 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月22日

一条ゆかり再び

せっかく、「一条ゆかり」に人気集まってるので、便乗して(笑)もう少し。
と言っても記憶で書くのだが、何と言っても衝撃を受けたのは「雨あがり」だ。父の後妻である女性に思いを寄せる少年の話と言うことで、しかもどろどろの肉感的な色恋沙汰だった気がする。これが「りぼん」に掲載されていたのだから驚きだった。幼い少女であった私はどう思って読んだのか、マア多分何も解ってはいなかったんだろうが、ショックを受けて何度も読み返したと思う。

雨つながりで「雨の匂いのする街」これも少年と年上の美しい女性との恋物語。どろどろではなかったと思うが、やはり心惹かれた。

「こいきな奴ら」うって変わって楽しいコメディ。愛らしい男女の双子ジュデェス・ジュディスを主人公に、かっこいい殺し屋パイと軽い感じのスリのクリームが織り成すアクション・コメディ。かっこよくておしゃれでしたね。

「5愛のルール」凄く大人っぽいマンガだった。未完となっているようだ。そして私の一条ゆかり暦もここらで終わってしまった。

華麗でかっこよく且つ闇の部分も描いていた、大人の世界を感じさせてくれる漫画だった。
posted by フェイユイ at 18:58| 香港 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月08日

カミヨミ 柴田亜美

kamiyomi.jpg

新しいマンガって殆ど読んでないのだが、柴田亜美さんのは少しずつではあるが、読んでる。マニアックに詳しいわけではないのだが、独特の魅力的な絵とストーリーを描かれる方である。
「PAPUWA」もアニメとともに面白かったのだが、「カミヨミ」はまた独自の世界で恐ろしくも興味深い。
主人公・帝月が可愛くて好き。あと八俣八雲(笑)でも日明天馬がとてもいいですね。

この何ともいえないおどろおどろしい雰囲気は凄くいいですね。映画化とかも期待したいところですが、この雰囲気が出せるかは難しいです。無理に映画にする必要はないんだけどなぜか期待しちゃうのですよね。

日明蘭をかっこいい女性にやって欲しいなあ。

posted by フェイユイ at 19:15| 香港 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月23日

「鋼の錬金術師」

「鋼の錬金術師」というマンガを読んでいる。大変に興味深くおもしろい。色々な要素が含まれたマンガなのだが、特に私が惹かれたのは「等価交換」という言葉だ。
このマンガの中で錬金術師は壊れたものを瞬間で直したり、ある物質を違う形に変えたりする。だがそれは1対1、そして水なら水のもの鋼なら鋼のものというように同質のものしか返還できないという法則があるということなのだ。
主人公兄弟・エドワードとアルフォンスは禁を破って死んでしまったお母さんを蘇らせようと試みる。結果、弟アルは全身を兄エドは片足を失ってしまう。弟を死なせてはいけないと兄エドは自分の右腕を代価にアルを取り戻そうとする。だが、今度も弟は返ってこず、金属の鎧にかろうじて弟の魂を宿らせる。兄エドワードはこうして錬金術の法を破った罰として自らの右腕・左脚を失い、弟アルの全身体を失ってしまったのだ。

これは大変重要なことだ。最近(いや昔からだったのかもしれないが)様々な作品、特に子供向けのマンガや映画において一方的に願いがかなってしまうこと。例えば人気映画「ハリー・ポッター」での魔法はあっという間に物質が現れる。主人公もその力を持つのにさほどの苦労はなかったと私には思えた。また多くのマンガにおいてもごく簡単に欲しいもの(例えば恋人であっり、運動能力であったり)が手に入ってしまう。苦労するのが偉いことではない、という考えが多くなり根性で何かを成し遂げるのはかっこ悪いことになってしまった。別に苦労せずにすむなら苦労しなくてもいい。だが現実に何かを手に入れるためには何かを失わねばならない。商品を買いたいなら手持ちの金は少なくなるし、お金が欲しいなら遊ぶ時間を削って仕事をせねば手に入らない、いい運動選手になりたいなら練習をしなければならないのだ。時にはそれは1対1の交換ではなく、1のものを手に入れるために2倍も10倍も犠牲にしなければならない時もある。

くどくどしく話しているようだ。ただ、私が目にしていた多くの作品が犠牲なくして何かを手に入れてしまう。だが今でも現実はそう簡単に欲しいものが与えられることはない。という思いを強くしていたので、このマンガを読んでこれが人気漫画ならうれしいことだ、と感じたのだ。

勿論このマンガは別に堅苦しい道理の本ということではない。主人公エドワードと弟アルフォンスは可愛くて魅力的なキャラクターだ。描かれ方も今的で楽しくて決して暗い感じでないとこがまたいい。

一気に読んでしまったのだが、けっこう複雑なので読み返している。兄弟以外にも素敵なキャラクターが存在する。私は弟アルフォンスの鎧姿がすごく可愛くてお気に入り。兄弟愛も胸をうちます。
posted by フェイユイ at 22:11| 香港 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月20日

「イニシャルD」は女嫌い?!

これは「イニシャルD」がめちゃ大好きで話してることです。その上でどうぞ。(ネタバレですが)

「イニシャルD」は峠での車のバトルを描いたマンガである。
そのためその他のことはややおざなりになりがちであるが、その一つがお母さん、だ。主人公藤原拓海の母・文太おやじの妻は一切マンガに登場しない(もし私が知らないだけならすみません)どうなさってるのかの説明もない。理由は多分、邪魔だから、だと思う。母親が妻が出てくるとうざったい、としげのさんは考えている。車に集中できなくて色んな人情話を入れなければいけなくなる。
拓海の彼女・なつきもいなくなった。これもうざったいからだ。拓海は言う「別の恋人を作る気はないよ」勿論、めんどくさいからだ。
池谷先輩の超美形の彼女(?)も去っていった。シルエイティの二人なんかはもう少し出してもよさそうな気もするんだけどね。
いつきくんの彼女は少し余計に出演。しかし結局破局。
さらにがんばったのは啓介の一方的彼女。啓介もまんざらじゃないが、今はバトルに専念したいため、お付き合いはしない、と宣言。番外編もあったが、こちらはまったくダメでしたね。
涼介は従妹の女の子が好き、というなんだか内輪でごまかしてる感じだ。
これだけ男が出てきて誰も彼女がいないというのもなんだかな。(一人彼女と長続きする男はバトルをやめちゃったし)
結局、車好きには女は要らない、ということなんでしょうか。どうも女を選ぶようじゃこの世界ではトップになれないぜ、と言ってるようだ。この世界、といっても関東最速、っていうことでしょ。
まったくもって男の世界は大変だ、と深く感心するのである。
posted by フェイユイ at 19:19| 香港 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月04日

夏の怪奇漫画!ひえー

記憶では、夏になるとマンガ雑誌もいっせいに怪奇漫画特集をやる。これが怖くて苦手だった。苦手なら読まなければいいのだが、人間の心理の不可思議。怖い、と思うほど見てみたくなるもの。小学生の頃は、マンガ雑誌を買ってもらえなかったので、友達に借りた。が、怖くて怖くてろくに読めないし家の中にあることすら恐怖で、申し訳ないが玄関の外に置いて寝た(ごめん、友達)うちは団地だったので、雨風は関係ないんだけどね。

それにしても怪奇漫画・恐怖漫画というのはいっぱいあるような気がする。有名なとこで(昔のね、今の人、知らないから)つのだじろう、梅図かずお、古賀新一、わたなべまさこ(少女漫画の恐怖の第一人者ですよね)そして山岸凉子、諸星大二郎(一番記憶に残った恐怖はこの二人なんですが)他にも名は知らぬ漫画家さんがいっぱいいます。

水木しげるさんはアニメの「げげげの鬼太郎」と言うイメージが強くて漫画家さんとして知ったのは後になってからですが。しかし、以前このブログにも書いたけど妖怪は怖いというよりとてもなんというかとても興味深いもの、なのでそういう恐怖、というのとはちょっと違う。恐怖、というのはやっぱり人間の怨念というものでしょう。

妖怪にはなってみたいが、亡霊にはなりたくないよね。
posted by フェイユイ at 18:51| 香港 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月28日

「イニシャルD」と「ガラスの仮面」

ただ今、夢中で「イニシャルD」を読んでいるのだが、ふと思いついたことがある。単なる思い付きなんで適当に読んで欲しい(ま、いつもだが)
「イニD」では天才的ドリフト走者である藤原拓海が、これも才能溢れるしかもハンサムな高橋涼介にその能力を買われ、これまた優秀なドライバーである(こればっか)弟・啓介と共に関東最速プロジェクトのWエースとしてその実力を認められる、という話である。
というと高橋涼介が月影先生かというとそうではなくてこの場合は、あの永遠のライバル・姫川亜弓のお母さんである。亜弓さんのお母さんも美貌実力共に名のある女優さんなのだが、亜弓さんにとってはお母さんは親でありつついわば目標・憧れの人である。親の七光り・美少女だから、という周囲の中傷(?)を撥ね退けるべく、亜弓さんの日々の努力は涙ぐましいものである。だが、ここに北島マヤという何の変哲もない少女の出現によって亜弓さんは苦しむ。努力に努力を重ねているはずの自分がこの少女には勝てないのだ。北島マヤは何の苦労もせず、あっという間に演じる役そのものになってしまう。亜弓さんがどんなにわが身に鞭打ってもそのひらめきは持ち得ないのだ。

そして「奇跡の人(へレン・ケラー)」をWキャストで亜弓さんとマヤが演じることになる。サリバン先生役は亜弓さんのお母さんであった!!優秀な我が娘のヘレンと無名のマヤのヘレン。だが、いつしかお母さんはマヤの次に何をするかわからない新鮮な演技に惹かれていく。そして、最後にマヤの頬にだけキスをするのだ。ショックを受ける亜弓さん。ものすごく可愛そうなシーンである。

いつしか自分としては天才マヤより努力の人である美少女亜弓さんを応援してしまうのだった。

「ガラスの仮面」が長くなってしまったが、「イニシャルD」において弟・啓介は、亜弓さんである。お兄ちゃんに認めてもらいたいのにお兄ちゃんは拓海ばかり可愛がっている、としか思えない。ずぼらな性格に鞭打って勉強もしたし練習も欠かさない。可愛い女の子の誘いすら断ってドリフト一筋にがんばっているのに、一見地味な面立ちの藤原拓海にどうしても勝てない。お兄ちゃんの関心を惹きたいばかりに懸命に努力する啓介はけなげである。
ただ、ひたすら天才の北島マヤと違って拓海のほうは涼介の気に入るようがんばってるので好感はもてる(どういう理論かよくわからんが)

勿論、違う点はいろいろあるんでそっくり同じと言ってるわけではないと理解していただきたい。
posted by フェイユイ at 13:28| 香港 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

「頭文字D」藤原拓海

マンガ「頭文字D」についてである。と言うのは「藍空」では映画化されたイニシャルDについて書いてるわけなのだが、お勉強にと思って読み始めたマンガ「イニシャルD」にただいまぞっこんなのである。まさか、このマンガがこんなエッチなマンガとは思ってもみなかったのだ。

この記事は車好きで検索された方・純粋に「イニシャルD」を好きな方は読まないほうがいいと思います。もし気を悪くされてもここで警告しましたので覚悟してください。

なんといってもハチロクに乗る藤原拓海の色っぽさがたまんないのです。このマンガの中でも描かれている通り普段はぼーっとして普通の男の子に過ぎないのですが、夜の闇の中、秋名の峠を攻める拓海の表情には不思議な魅力がある。

死と隣り合わせと言うには拓海の技術はすごすぎてさほど危機感を感じさせはしない。

先輩や親友のイツキを乗せて走ってる拓海はむしろ可愛い男の子と言う感じなのだが。早い相手、なかでも高橋涼介とのバトルの時の拓海はもう最高なのだ。

大体、いかにも意味ありげなマンガではある。
すごいドラテクをもつ拓海の横に乗りたがる池谷先輩がまずやばいし。「いいだろ、今夜」はやっぱヤバい。
高橋涼介が拓海にバトルを申し込む時花束をつけてくる、なんてのはかなりやばい。
しかも拓海のほうもかなりうるうるとした目でみてくるし。高橋兄貴さんには特に弱いらしくて顔が赤くなったりしてすごくかわいいのだ。しかし男に会うのにいちいち勿体つけてやってくる兄貴さんはいやらしすぎる。

実は拓海のお父さんもヤバいんで友達(お父さんの友達だから立派なオヤジである)をドライブに誘う。親父同士峠のドライブである。がなんともエッチな感じだ。どっちかっつーとオヤジである分こっちがヤバい。マニアックにやばい。
兄貴なしでは生きていけない弟啓介もかなりきてます。

とにかく拓海は今私にとってとんでもないヤバい存在なのです。

posted by フェイユイ at 22:07| 香港 | Comment(1) | TrackBack(1) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月09日

コミックバトン

フェイユイである私がshitoさんから「コミックバトン」を渡されてムーダンとなってお答えしますー。ややこしくてすみません。

がこれもまた映画と一緒で悩んじゃいますよー。(「藍空」にて「映画バトン」で答えてます。よろしかったら見てください)
映画では極若い、ほぼ10代の時に観たものに限定してみたんですが、こちらは色々な時期にしてみました。とはいえ、私は小学生までは自分でコミックを買ったりしてないのです。
母が(厳しいわけでもないが)「漫画本は買っちゃだめ!」ということで素直な私はあえて買ったりはせず、小説好きだったのでさほど困りもしませんでした。が、勿論色んな場所で読んではいましたけど。(最大の楽しみは床屋さんで読むジャンプだった。女の子だが床屋さんに行ってたので)(しかも一番好きだったのは永井豪さんの「ハレンチ学園」だった)

【Q1:あなたのコミックの所持数は?】
う、ごめんなさい。これはね、想像がつかない。全く整理してないし、旦那のものとごっちゃになっててさらに計測不可能。とにかく多いことは確か。

【Q2:今読んでいるコミックは?】
ちょっと前なら、なし、だったんだけど、現在は堂々と「頭文字D」です!!周杰倫の映画のために読み出したのですが、やば。はまってます。昔、「バリバリ伝説」を読んで以来なのですが、主人公の藤原拓海、かわいいっす。色っぽいこと、たまんないっす。

【Q3:最後に買ったコミックは?】
だから「頭文字D」

【Q4:よく読む、または思い入れのあるコミックは?】
ここにすでに書いたものは特に思い入れがあるものばかり。が、再度書いてもあきられそうなので、あえて、違うものを、というと。

○「ドカベン」コレはまだここで書いてませんでした。早く書かねばなー、と思っていたとこです。里中君を見て恋に落ちてしまったのです(気が多すぎ?)が、読むうちに殿馬くんにも惚れる。コレに限らず、水島新司さんの漫画はさわやかで大好き。男の人がほんとに魅力的です。男らしくてかわいいのだ。別に男の子ばっか見てたわけじゃなくて、野球漫画としてやはり一番おもしろいですよ(いい訳じみた・・・)

○「カムイ外伝」勿論「カムイ伝」も、なのですが、特にアニメが好きだったからなー。劇画になる前のカムイがより好きです。きれい。イズナ落としと変移抜刀霞切りがかっこよかったっ。サスケも大好きだなあ。(凄まじい内容の漫画なのにお気楽な感想じゃ)

○「絶愛」ある意味ぶっ飛んだ。これをメジャーでやるというのが衝撃の一作。私も「キャプ翼」は好きだったが、(あ、これも入れなきゃ)私は岬くんだったので(ははは)小次郎x若島津というのは思いつかなかったの。ところで今更、みんな承知だとは思うが、「キャプ翼」って「ドカベン」のキャラクターそのまま写しだよな。若島津の原型は結構凄まじいよ。小次郎の監督も出てるし。「ドカベン」で一番怪しいのは弁慶高校の二人だ。

○「1・2のアッホ!!」タイトルからしてナンだが、ほのぼの(?)とおかしくて好きだった。監督さんが可愛いの。牛になったりするし。

○「ぷりぷり県」吉田戦車さんのこれもおかしなタイトルだなあ。我が故郷はどう見られているかこっそり読んだ人も多いはず。また田舎のおかしな祭りなどのニュースを見るとソレまでは馬鹿にしていたのに、突然優しい目で見るようになってしまった(笑いながらだけど)

○「シェイプアップ乱」お下劣ギャグのはずなのに、なぜか泣いてしまうの。宗一郎と左京君あなたはどっちが好きかな?

まだ限りなくありそう・・・。青年ものよりは少年漫画、ジャンプが多いです。少女マンガは小学館が多い。


【Q5:バトンを渡す5名】
これは、誰に渡していいのか、解らないので、ここで終わりにさせていただきまする。
私自身はこれからもまだここに書きたいものがありますので、それをお楽しみにー。ふふふ。

 
posted by フェイユイ at 19:55| 香港 ☁| Comment(4) | TrackBack(2) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月03日

森脇 真末味

ブルームーン.jpgゼネツィオ.jpg

大好きだった。少女マンガの中でこんなに存在感のある男性が描ける人も珍しかったのではないかな。(過去形なのは例によって現在読んでないので、すみません)

「グリーン・ティ・ドリーム」の弘・水野・鈴木・本田・豊田などというネーミングのうまさ。それぞれのキャラクターの魅力。それは仲間内だけではなくしだいに周りの人物像、仲尾・金子や八角・大城そしてその関連性はがやがて英一・英二へとつながっていく、という話作りの妙。

好きなキャラが多すぎて決めきれないくらいなのだが(笑)英二が可愛くて好きだったりして。しかし大城さん、いかにも大阪にいそうで恐い(笑)いや、大好きなんですけど(実は一番かっこよかったりする)

「おんなのこ物語」「ゼネツィオの庭」「男は寡黙なバーテンダー」とかいいですねえ。

英一・英二の話なんてそのまま映画だけど、映画にして欲しいなあ、なんて思ってしまう。こんな風であちこち旅をしていく話なんていいよね。なんとなく萩尾さんのエドガーとアランの旅を思わせませんか?設定は全然違うのに。
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2005年05月26日

「デザイナー」一条ゆかり

もう30年前の漫画であるが、読み返してもその絵の魅力・ストーリーは充分人をひきつける。私は一条さんの漫画の中では最も好きなのだが、その理由の一つに大矢ちきさんが参加されていることもあるだろう。美少年結城朱鷺の側にたたずむ柾さんをここまで妖しく描ける人はいないだろう。一条ゆかり本人が描いていたとしてもこうはならなかったと思うのでまさに奇跡的といえる共作だったと思う(とはいえ、別に表紙に名前が載ったりはしてないけどね)柾氏だけでなくけっこうチョコチョコ脇役を押さえておられてどれも絶妙である。かといって大矢さんがこれを描けたとは思わないけどね。

田舎の少女の目にはあまりにもあでやかな大人の世界、と映ってました。主人公亜美も他の少女マンガにはないクールで高慢とも言える美女だし。トップモデル、人気デザイナー、コンツェルン、カーレース、そして近親相姦という子供にはぐらぐらする設定ばかり。
かなり激しい設定なのですが、今読んでも読み応えを感じます。しかしこの内容、今だったら軽く10巻ぐらいはいきそう。昔は中身が詰まってたんだなあ。しかも華やかなのになぜか昭和の匂いが満ちている。それは亜美や朱鷺のあまりに激しい憎悪のせいでしょうか。これも今だったらもっと軽い感じでやってそうだ。

しかし絵がきれいだな。亜美はものすごく素敵だ、今見ても。朱鷺も可愛い。柾さんはもう言うことなし。お父さんはどうかと思うけどね。

posted by フェイユイ at 19:12| 香港 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月21日

内田春菊「私たちは繁殖している」

イエロー.jpg

内田春菊さんについては他にも語りたいものがたくさんあるのだが、今回はこの「私たちは繁殖している」について。

これはかなり春菊さんご本人の体験が元になってると思われる(すべてではない、と書いておられる)出産・育児についての漫画である。これを私も出産前に読んでおきたかったが、出産時期自体がずれているのでいかんともしがたい。これから、もしくは真っ最中という方は読んでるととても心強いと私には思われる。

いかにも春菊さんらしいおおらかな出産・子育てが描かれているのだが(そして非常に納得させられる)このおおらかさ、というのが出産・子育て(特にはじめての場合)には大切なのだ。私自身は、最初の子供の時、体重が少なく、ミルクを飲む量も少なくて、体重が増えず、かなりノイローゼ状態になってしまった。10数年たった今ではその子は人並みに(小柄ではあるが)育っており、人並み以上に健康でもあるので、あの時のあのあせりは何だったのだろう、という感じだが、初めて母親になった者には悩みはつきない。
このマンガの中では体重が増えない悩みについてはふれられてないが、そのゆったりして楽しい感じが、ああ、もう一回こういう心持で育児してみたいな、と思わされる。

出だしの出産エピソードから思わず笑わずにはいられないし、うなづくことしきり。そして最後の、眠らない赤ん坊、の話は同じ体験を持つ人には是非読んで欲しい秀逸なエピソードだと思う。私自身は、子供がやたら眠る子で寝すぎて心配したという変な悩みを持っていたのだが。(まったくよく眠る子だった。ほとんど眠ってた)

私の悩みはどうもこのマンガと違うとこにあったのだが、母乳が出ない、ということが最大だった。(マンガの主人公はすごく出ててうらやましい)結構、母乳が出そうな大きな乳房を(そのときは)していたにも関わらずでなかった。「母乳ですか?」と聞いてくる人が恨めしかった。ケチって出さないわけでもないのだから、そんなに聞いて欲しくなかった。それも今となれば、聞かれることもないわけだが、あの頃はそういう質問や新聞記事などがつらかった。粉ミルクという心強い味方がいるわけで、丈夫に育ったのだし、同じような方もそう悩まずにいて欲しいと思う。

ということで、出産未経験の方、最中の方、済んでしまった方もとても面白く切なく読めると推薦します。
posted by フェイユイ at 13:51| 香港 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月12日

「源氏」

現在の高河ゆんさんをまったく知らないので、申し訳ないのだが、一時期かなり読んでた。特に好きだったのが「源氏」なのだがその中でも弁慶が好きだったのだな。「源氏」といえば、今NHKで「義経」やってたりするわけなのだが、私は高河ゆんさんの「源氏」世界が大好きで・・・といってもNHKで高河「義経」をやれといっても無理だろうがw(いや、もしかしたら、ということもある。やってみない?)
元の「源氏」世界をああも変化させられるとは、しかしマアあの世代には普通なのかな。ところで「源氏」はどこまで進んだのでしょうか。私は確か8巻まで持ってるのかしらん。すごく気になるとこでおわっとるし。清盛の行く末も気になるが、義経と克己はどうなる、しかし一番気になるのは勿論、弁慶と義経の関係だ。私としてはどうしてもこの二人に甘い関係になって欲しかったのだが、なんかそんな気配もないしな。
とにかく美形キャラがどっさり出てくるゆん漫画。NHKでやってもらえるなら美形そろえて欲しいよな(まだ言ってる)
「アーシアン」も気になるが、アレもどうなったのか?

いや、単に弁慶ってかっこいいなっていいたかっただけ。
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2005年05月03日

諸星大二郎

諸星大二郎さんくらいこのブログで紹介するのにぴったりの方はいないでしょう。まさに妖しい世界のまんがである(のわりに紹介するの遅い)

今、手元においてるのは「碁娘伝」であるが、これなんかも実に私好みですw舞台が中国で怪奇者ありミステリーでありアクションシーンも出て来ると。しかも主人公は絶世の美女。類まれな碁の打ち手であり、剣をとっても敵なし、というこれ以上ないキャラクターであります。その名は、高玉英人呼んで碁娘。そして謎の老人、青爺がまた最高の諸星キャラっすね。物語りもいかにも諸星さんが楽しんで描いていらっしゃる雰囲気があります。

諸星大二郎の中国モノということで言えば「孔子暗黒伝」「西遊妖猿伝」という名作がありますし、私としては「諸怪志異」が大好きなんですよ。ものすごく怖いのもありますね。私はある村の大人たちが飢饉のため子供たちを皆食べてしまったのでそのたたりで・・・と言う話がすごく怖いです。嫉妬深い奥さんの話も怖かったです。

あと「アダムの助骨」なんかも何度も読み直しました。美しい男と嫉妬深い女のいる星の話が記憶に残ってますね。

そしてやはり「暗黒神話」ですね。うーん、この時点で諸星大二郎さんのおもしろさの全てがでてる気がするのですが、この後もずーっとおもしろい話を書き続けられたのですからすごいものです。これでは「不死」を望んだ女性が哀れな姿に、と言うのが印象的だったものです。

諸星さんの描かれる主人公はいつも男の子でも女性でも美しくて好きですし、まじめなほどにじみ出る独特のユーモアも何とも言えず大好きです。
posted by フェイユイ at 16:45| 香港 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月06日

高野文子「黄色い本」にいたるまで

高野文子さんは何だか随分昔から知ってる気がする。少なくとも出会いは「絶対安全剃刀」だろう。あれは「June」だった。少年愛を謳った「June」の中では異質だったが抜群のうまさに何度も読み返したものだ。
寡作な人だから、彼女の作品を追うのはそう大変ではないのかもしれない。その後は単行本となった「絶対安全剃刀」に含まれている「田辺のつる」や「うらがえしの黒い猫」などよんだのだろう。
しばらくして衝撃的再会となった「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」はプチフラワーだったのかな。100ページほどの大作だったと思う。大正時代辺りを舞台に二人の少女の物語だ。その柔らかな線はそれまでも「うまい人」と思わせていた彼女の技をさらに上質化したようでそのかわいらしい世界を楽しんだものです。
しかし恐ろしいことに彼女の力量はそこでストップではなかった。大概の漫画家があるレベルまで行くと急激に衰え魅力をなくしていくものだが、はっきり行って高野文子がすごくなるのはこれ以降なのかも知れない。もしくは初期の魅力とまた違う別の漫画家にでもなったかのような気もする、いや、その魅力はいつも高野文子の魅力なのにもかかわらずだ。

「ラッキー嬢ちゃんあたらしい仕事」もまたさらに違う魅力でうならせた。

そして「るきさん」まいりました。ここに来てまたこれを描けるかな?この軽さ、このうまさ。他に比べられる人がいるのだろうか?物語りもあまりにもどうでもいい話でこころにくいばかりだ。るきさんは、はっきり言って私の理想です(爆)かのじょになりたい。

そしてまだ終わりませんぜ。「棒がいっぽん」もうなんもいえん・・・。特に「美しき町」は団地が舞台ということもあってその映画を超えてしまうまるで実際体験し、目で見てしまったかのような、自分に起きた出来事のようなその映像。「奥村さんのお茄子」の不思議体験もまた高野文子の力がどこまであるのかと思わせる。

そして「黄色い本」なのだ。「チボー」を昔読んだなという記憶とともになんともいえぬ味わいだ。「二の二の六」もまたうなりました。
posted by フェイユイ at 19:15| 香港 | Comment(0) | TrackBack(0) | まんが | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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