映画・読書感想記事は基本的にネタバレです。ご注意ください。

2007年10月08日

『大江戸死体考』氏家幹人

氏家幹人氏の『大江戸死体考』というおっかないタイトルの本を読んでいるところだ。土左衛門だの心中だのはたまた刀の試し切りとさすがタイトルどおりの怖ろしげな話が続く。
その後に書かれていたのが「胆を取る話」とこれまた胆の冷える話である。
つまりは人間の生き胆が病に効くという信仰めいたことから死刑囚からできるだけ新鮮な胆を取り出す、というのならまだしも生きたままの少年から生き胆を抜いてしまう、という残虐極まりない話はさすがに縮み上がってしまいそうだ。

そういえばこのブログで以前、山本茂実「あゝ野麦峠」の中で工女が惨殺され下腹部がえぐられているという話が挿入されていてグロテスクなミステリーというその逸話があの物語の中で不思議な印象を落としていた。
さすがにTVの時代劇でこのような話は扱われないのではないか、と思うのだが(違うだろうか)巷ではこのような信仰めいたものがあったというのは恐ろしいことである。
今はそんなことは、と思うに生き胆どころか様々な内臓を生きている人間から取っているのが現実にあるわけで。中には色々な事情がある場合もあるだろうが結局昔とあまり変わってもいない、どころか進行しているのだな、と考えさせられてしまうのだった。
posted by フェイユイ at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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