映画・読書感想記事は基本的にネタバレです。ご注意ください。

2007年07月19日

「恐るべき子供たち」ジャン・コクトー

萩尾望都のマンガで読んだのが先だった。ために小説を読んでいても全ての映像が浮かんでくる。
この小説、もしかしたら萩尾望都のマンガを読んでなければここまで入り込めなかった気がする。

主人公達が甘い運命を享受し、自堕落といえる気ままな生活を送っていく小さな部屋。麻薬を使わなくても夢の世界を漂う事ができる彼らに羨望の目を向けてしまってもしょうがないだろう。
特に姉リーズが結婚して大きな屋敷に住んだのに広間の片隅を衝立で区切って自分達の世界を作ってしまうのが素敵であった。

登場人物で印象的なのはダルジュロス。といってもこれも萩尾氏の影響かもしれず。
ポールにとって憧れの少年はアタリーという美女になって芝居をし、後にアガートという女性にその姿を重ねられる。

ほんの短い小説であるのにかき立てられるイマジネーション。訳をした画家・東郷青児のあとがきに「この小説には色がなく、時折赤い色がさっとひらめくだけ」(おおよその記憶)というのが心に残る。






posted by フェイユイ at 22:52| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
私は映画も大好きだったのですが、ご覧になった事ありますか?
Posted by じえるな at 2007年07月20日 01:26
じえるなさんは鑑賞されてるんですねー。私はネット検索してて映画もあったんだ、と知ったという・・・。いい映画なんですね!いいなあ、ぜひ観たいものです。
観たいと思うとどうしても観たくなる(笑)悪いクセ。
Posted by フェイユイ at 2007年07月20日 18:26
実はセルビデオも持っています(当時、DVDはありませんでした・笑)。
ダルジュロスのイメージが出来上がっていて見るのは、ちょっと厳しいかも…。
でも、もしご覧になったら、是非感想を聞かせてくださいね。
Posted by じえるな at 2007年07月20日 22:19
ダルジュロスはイメージが違うんですね(笑)
それも含めて期待して是非観てみます!!
Posted by フェイユイ at 2007年07月22日 22:48
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